かえつ有明vs修徳
関東大会予選葛飾野高校で行われた試合です。このリポートはこの見聞録をいつも見ていただいている「強面おやじ」様からいただきましたものです。強面おやじ様、本当にありがとうございます。
以下、強面おやじ様のリポートです。脅威の1年生軍団として選手権予選で旋風を巻き起こしたかえつ有明が名門修徳に挑んだ試合をすばらしい視点で見ていただきました。
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結果はご存知のとおり1-0でかえつ有明が勝った訳ですが、去年の選手権予選の時の都立石神井戦と同じ場所で同じようなゲーム展開の結果、同じスコアということになりました。
かえつ有明が主導権を握ったのは試合開始10分足らずで、その後は修徳が圧倒的にボールを支配し、そして何度決定機を迎えたが数え切れませんでしたが、シュートが枠をとらえられなかったり、ポストに阻まれたり、そしてかえつ有明ゴールキーパーのファインセーブもあったりと得点に至らず、対するかえつ有明はたった3~4回のチャンスの一つを後半30分にものにして決勝点をあげました。
とにかく修徳の選手たちはフィジカル面がすばらしく鍛えられているという印象を強く受けました。ボールへの反応と体の使い方が上手く、ロングボールはことごとく先に触っていたと思います。
一方かえつ有明の選手は得意とするパスワークや個人技をなかなかピッチ上で表現できませんでした。この点では修徳の方がこのような土のグラウンドであってもやはり「戦い方を知っているなぁ」という印象でした。
にもかかわらず結果はこのようになるのですから、サッカーは本当にわかりません。
このゲームを短いセンテンスで表現するなら、『再三フィニッシュまで持っていきながら、時間が経つにつれて加速度を増ていく修徳の攻撃をかえつ有明のディフェンスとゴールキーパーのがんばりで凌ぎきったゲーム』と言えるでしょう。
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かえつ有明は内容は押されながらも名門修徳に勝つんですから、確実に力をつけてますね。技術・戦術だけでなく精神面が昨年よりすごく強くなっているのではないでしょうか。昨年の選手権予選では東海大菅生に先制しながらその後4失点してしまい、波に乗れている時と簡単にそうさせてくれない相手でやや不安定な部分もあったと思いますが、この結果だけを見ればいかなる相手でもきっちり戦えるチームとしてメンタル面が強化されているという印象を持ちました。
強面おやじ様、すばらしいリポートありがとうございました!
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