2006年度東京無手勝流決算
全国選手権が終わって2006年度(2007年3月期)は終わり、高校サッカーは新しい期に入ります。
新しい期に入るためには前期を締めて決算を行い、損益計算表を作成しなければなりません。
以下に東京の2006年度(2007年3月期)のP/Lを掲載しました。もちろん無手勝流です。
ルールは、
- 本来なら成績ごとにポイントを決め費用など設定する必要は全くないのですが「損益計算書」の形にしたかったので無理やり費用を設定しました。
- あくまで高体連主要三大会を高校サッカーにおける本業としていますのでここを営業損益の部とし、クラブユースも混在する三大会を営業外利益の部としました。営業外利益としたのはこの部分だけ費用を見積もらず加算方式にしたためです。理由はクラブユースの所在が地域ごとに大きく異なるからです。
- 同一都道府県から複数の高校が出場している場合はもっともよい結果だった学校の成績を採用します。
- 売上の多寡は営業損益の部が選手権>総体>関東大会、営業外利益の部が高円宮杯>プリンス関東>国体少年の部です。
- 詳細は省きますが選手権優勝を売上400の費用0で利益400の最高とし、各大会で上位に行くほど売上が増えて費用が減り、逆に早く敗れれば敗れるほど売上が少なく費用がかさむ形になっています。ちなみに総体と選手権は初戦を突破すると±0になるよう設計しました。したがって初戦負けですと赤字になります。
- プリンス関東は最終順位5位までに売上が加算されます。ちなみに1位は40、5位は20の売上です。
- 国体少年の部はたとえ1回戦で負けたとしても出場ポイントととして10を付与します。
- 高円宮杯で優勝すると売上75が加算され、決勝トーナメント進出(ベスト16)で25ポイント加算します。
- ただしこのルールは出てきた結果が「何か変だな」と私が感じましたら勝手に変更する場合があります。
2006年度 | 大会名 | 売上 | 費用 | 利益 | 摘要 |
---|---|---|---|---|---|
営業損益の部 | |||||
関東大会 | +100 | 0 | +100 | 帝京優勝 | |
高校総体 | +150 | -10 | +140 | 帝京ベスト4 | |
全国選手権 | 0 | -150 | -150 | 暁星、久留米初戦敗退 | |
営業利益 | +250 | -160 | +90 | 黒字達成 | |
営業外利益の部 | |||||
国体少年 | 0 | 0 | 0 | 未出場 | |
プリンス関東 | 0 | 0 | 0 | 未出場 | |
高円宮杯 | 0 | 0 | 0 | 未出場 | |
経常利益 | +250 | -160 | +90 | 黒字達成 |
ちなみにこのやり方で2005年度を計算すると経常利益±0、2004年は+60になりますので、2006年度は前期、前々期より数字がよくなりました。これは上期における帝京の多大な貢献によるものです。
また、同じやり方で2006年度のお隣さんの千葉県と埼玉県の経常利益を算出しますと、千葉県が+295で埼玉県が+95になります。埼玉は主要な全国大会では初戦で負けることはなく、プリンス関東でも武南が5位に食い込み東京を上回りました。千葉は習志野が関東大会ベスト4、市立船橋が総体ベスト16、八千代が選手権ベスト4と各大会でコンスタントに上位に食い込み、国体でも選抜が優勝するなど年間通して安定した成績を収めました。さすがです。
東京の数字はよくなってきていますが、千葉県とは約200の開きがあることを直視しなければなりません。
なお試しに総体ベスト8、プリンス東北2位で先の選手権でも優勝した盛岡商業を擁する岩手県を計算してみたら+505でした。すごい成績です。会社だったら株価はストップ高になります。増田知事と谷藤市長は話し合ってぜひボーナスとしてティフトン419の芝を敷き詰めた全面芝のサッカー場を造ってあげてください!
ただ、ちょっと選手権の成績に偏りすぎてるかなぁ・・・
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