東京実業vs都日比谷
Kumazemi Report | 2006-08-20 |
第85回全国選手権東京大会4地区予選 |
早大東伏見グラウンド(晴) |
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力のある東京実業と都日比谷のゲームです。
東京実業は一昨年は二次リーグまで進出しましたが、昨年は地区予選で東海大高輪台に敗れているので今年は期するものがあると思います。
寄りの速さやフィジカル、個人技と東京実業が上回っていましたので、日比谷は押し込まれてなかなか攻撃の形が作れない展開でした。
ただ東京実業もサイド攻撃、中央突破と圧倒的に攻めてるのですが、得点に結びつけることがなかなかできない状態が続きました。
しかし、前半20分すぎの左コーナーキックからドンピシャのヘディングシュートで先制するとその10分後も今度は逆の右コーナーキックからまたまたドンピシャのインサイドボレーを決め、セットプレーで2点を先行しました。
都日比谷はボールを奪ってもマイボール状態を維持できず、すぐに囲まれて奪い返されてしまうので、前半は波状攻撃をくらっている感じできつかったと思います。
でも、日比谷DFの18番の選手が自身でドリブルを仕掛け、東京実業DFが右へ流れたFWにつられて作ってしまったバイタルエリアのスペースを突き、決定的なチャンスを作ったシーンは見事でした。味方の放ったシュートは惜しくもGKにセーブされてしまいましたが、日比谷DF18番の選手のドリブルしながらのこの判断はいいプレーだったと思います。
東京実業は体の使い方がうまく個人技のある9番の選手と前線に効果的なパスを供給する7番の選手中心に攻撃を仕掛けますが、ゲーム自体のポイントは8番の選手だったと思います。この選手は常に味方の位置を確認し、状況をよく見て上がりすぎず下がりすぎず、またいったんタメたりダイレクトではたいたりとリズムを作り、攻守のバランスを崩さないようコントロールしていたと思います。
中盤に攻守のバランスをとってリズムを創生できる選手を配置できると、チームはいろいろな戦術を駆使できるなぁと思いました。これもクリエイティブですね。
kumazemi's favorite players:東京実業の8番
早実が熱戦を制して感じたのですが、
やはり野球は下火というかマイナーになりつつあるのでは・・・って感じながら取材記事を読んでます!
投稿: hina | 2006年8月23日 (水) 20:00