都大泉vs成城学園
Kumazemi Report | 2009-09-13 |
第88回全国選手権東京Aブロック1回戦 |
私立武蔵高グラウンド(晴) |
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9月13日(日)、私立武蔵会場第2試合、明るい陽射しのグラウンドに映える、オレンジの成城学園と青の都大泉の両イレブンが登場しました。
この試合も立ち上がりからスコアの動く早い展開となりました。キックオフから間もない前半4分、甘いバックパスのボールを奪った都大泉の選手がゴールキーパーの股下を転がす技ありシュートで先制点を決めます。続いて11分には都大泉13番の選手が、右サイドから粘りのドリブルで切れ込むと、角度のない場所からこちらも見事なシュートで追加点を上げました。
いきなり2点のリードを奪われてしまった成城学園は、前半13分に右コーナーキックからのゴール前でのチャンスを迎えますが、混戦の中一足早く都大泉DFがクリアします。中盤の真ん中を都大泉が支配する状況下で、成城学園はサイドにボールを振り分け、長身FW11番をシンプルに狙いたいところ。サイドへの早いパスを積極的に出していきますが、都大泉DFラインのオフサイドにかかり思うように繋げない時間が続きました。
前半24分には都大泉3点目のゴールが生まれ苦しくなった成城学園でしたが、前半35分頃から怒濤の攻撃を見せます。35分のペナルティエリアすぐ外からのシュートは惜しくもゴール上へ。38分には10番の選手が右サイドから上げたクロスボールに11番の選手が懸命に足を伸ばしてコースを変えますが、ゴール左へと外れてしまいました。都大泉3点リードで試合は折り返しとなります。
後半立ち上がり、成城学園にいきなりのビッグチャンスが訪れますが、ゴールへと向かうボールを都大泉DFが必死のクリアでかき出します。たらればは禁物ですが、これが入っていれば展開が大きく変わったかもしれない、という場面でした。
前半思うようにパスの繋がらなかった成城学園ですが、後半15分頃からはボールを回して崩しにかかるプレーが目立つようになります。リードする都大泉の中盤でのプレッシャーが少し緩まったためかもしれません。いずれにしても成城学園が押す展開となり、後半23分には待望の得点が生まれスコアは3-1、まだまだ試合はわかりません。27分にも成城学園が決定的なチャンスまであと一歩、というプレーがありました。
都大泉は最終ラインでの堅実な守備で成城学園の勢いを防ぎます。また、前がかりになった相手中盤にスペースを見つけると、そこでボールを持ち速い展開で裏を取りに行きます。このあたりの判断はさすが、と思わせるところでした。
終盤に入ると成城学園はチーム全体が上がっての攻撃を仕掛けます。後半37分にはセンタリングに対して滑り込んだ選手がボールをゴール内へと送り込みますが、これは惜しくもオフサイドの判定。その後も最後の最後までゴールへと向かう姿勢を貫き通しますが、スコア3-1のまま試合終了となりました。
都大泉の次戦は帝京とのカードとなります。春、夏に続き秋のタイトルも狙う王者帝京が相手ですが、力まずに自分達のサッカーで勝負してください。楽しみにしています。
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