駒大高vs修徳
Kumazemi Report | 2007-07-19 |
2007年T1リーグ第9節 |
駒沢補助競技場(曇) |
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T1リーグ第9節、駒大高と修徳のゲームです。
ここまで駒大高は2勝5敗1分、修徳は4勝2敗2分で、失点が修徳9に対して駒大高は15ですので、数字づらだけ見れば、駒大高は失点しないで接線に持ち込みたいところだったと思います。
駒大高は5敗しているものの完封負けは2試合だけで、帝京からは2点取ってますので、もしかしたら壮絶な「打ち合い」になるのではないかと思っていましたが、予想に反して1点を争う緊迫したゲームになりました。
最初のチャンスは駒大高に来ました。前半5分の左コーナーキックです。ファーポストめがけて舞いあったボールに、駒大高キャプテン4番の選手が修徳DFに体を寄せられながらも競り勝ち、ヘディングシュートを放ちました。
ボールは僅かに左ポスト外に流れてしまい、ゴールにはなりませんでしたが、順位的にT2リーグへの降格圏内にいる駒大高のこのゲームに対する気迫を感じました。
ただ、試合の方はやや修徳が押し気味で進んでいきます。
このピンチで目が覚めたか、その後は修徳がチャンスを作っていきます。特に15分の10番エース小澤選手のワントラップ・ボレーはだてに修徳の10番背負ってないなと思わせるプレーでした。また、守備では駒大高のサイド攻撃を封じるためにコレクティヴゾーンではあっという間に4人で囲んでボールを奪うなど、集中して守っていました。
ただ、押してはいるのですが、持たなくていいところで持ってしまったりしてなかなかいい形でのフィニッシュまでいかず、向笠先生からも再三「ボールを動かせ」との指示が飛んでいました。
しかし、修徳伝統のサイド攻撃は健在でした。下の写真は修徳9番目黒選手の左サイドの突破です。
目黒選手というと昨年の選手権決勝対暁星戦思い出すんですよね。目黒選手は後半に出てきたのですが、原選手のFKで1点差にした後、この目黒選手から小澤選手にパスが出て、受けた小澤選手が駆け上がってきた西谷選手にもう「どうぞ決めてください」っていう感じのパスを出し、これを西谷選手がダイレクトで蹴りこんで同点に追いついたあのシーンです。
そういえば、今年の修徳、今名前あげた選手みな残っているではないですか!で、前半30分、上述の目黒&小澤&西谷のトリオが先制ゴールを生み出すのであります。今度は10番小澤選手→7番西谷選手→9番目黒選手という流れの右サイド攻撃でした。決めたのは写真の目黒選手です。
しかし、もう負けられない駒大高は必死に反撃します。見た感じではやはり失点を防ごうと守備の意識が高かったのではないかなと思いました。でも、先制されても下を見ず、小柄な8番の選手もところ狭しと動き回ってました。
そして先制された7分後の37分、左サイドFKからゴール前で混戦になったところを16番の選手が押し込み、追いつきます。
守備の意識が高い駒大高からやっとの思いで先制したばかりだった修徳は、この時間に追いつかれたのは痛かったと思いますが、ここは駒大高の気迫が上回ったのだと思います。
その後も一進一退の攻防が続きましたが、両チームともゴールをこじ開けられず、1-1の引き分けに終わりました。駒大高としては暁星戦を残していますので、何としても勝ち点3を積み上げ、國學院久我山と成立学園との試合を残しているすぐ上の国士舘にプレッシャーをかけたいところだったと思います。でも、気持ちを切り替えてあと2節がんばってください。
激しい勝ち点3争いだったこのゲームを象徴する写真をご紹介して、今日は終わります。
kumazemi 様
平日の観戦は不可能なため、Tリーグのホームページで試合結果だけは承知しておりましたが、迫力ある画像を拝見しながら、駒澤の観客席にいる気分に浸りました。
ありがとうございました。
投稿: オクト1 | 2007年7月20日 (金) 13:19